2024年３月の福岡・アトランタ青少年訪問団派遣事業について、訪問団員（５名）のレポートをご紹介します。
３人目は、広報・記録担当の筑紫丘高校 ２年 松本さんです。
-テーマ-
Report about Sports and
Culture in Atlanta
１ このテーマを選んだ理由
文化やスポーツはその国の地域に密接につながっており、地域の特性を知るのに最も適していると思ったからです。
２ アメリカのスポーツについて
アメリカにはNFL（アメリカンフットボール）、NBA（バスケットボール）、MLB(野球)という３大スポーツと呼ばれている競技があり、特にアメリカンフットボールが人気となっています。
・バスケットボール
アトランタにはアトランタホークスというNBAチームがあります。スタジアムは3階建てになっており、バスケットのアメリカでの人気の高さがうかがえました。また、試合のハーフタイムにパラシュートでチキンが上から降って来たのを見たときにはとても驚きました。これはチームが地域のチキンチェーン店と提携したイベントだったのですが、その奇抜さにとてもアメリカらしさを感じました。
・ベースボール
アトランタのプロ野球チームはアトランタブレーブスという球団がありますが、6年連続で地区優勝をはたしている強豪です。アメリカの球場は、日本の球場と違い、外野に多くの観客を収容するのではなく、内野を高く作ることで内野に多くの観客を収容できるような構造になっています。そのため、初めて3階から球場を眺めましたが日本の球場とは全く違う景色で新鮮でした。
【外野から見る京セラドーム】
【外野から見るトゥルーイスト・パーク】
・アメリカンフットボール
アメリカで最も人気のあるスポーツで、NFLの優勝決定戦であるスーパーボールでは、1億人以上が同時に視聴していました。また、アトランタには、大学アメリカンフットボールのミュージアムがあり、プロとなって活躍したスターの大学時代を知ることが出来ます。
・アルティメットフリスビー
アルティメットフリスビーは1968年にアメリカで考案された比較的新しいスポーツです。身体接触が禁止されており、男女ともにできることが魅力だと思います。この写真はホストブラザーが所属しているクラブ活動に参加した時の写真です。
３ アメリカと日本の文化の違い
アメリカと日本では、文化の違いを感じる経験が多々ありました。それを、場所ごとに紹介していこうと思います。
・家庭での経験（食生活）
アメリカでは、家の中でも靴を履いたまま過ごすイメージを持ってしましたが、ホームステイ先では、玄関で靴を脱いでいたので驚きました。CBSニュースに調査では、63％の人が自宅でのリラックスタイムには靴を履かずに過ごしているとのことで、日本人が持つアメリカ人のライフスタイルのイメージと実際の生活との違いを垣間見ることができました。ただし、先程の調査によれば、来客時に相手に靴を脱ぐことを求めるのは少数派で、まだ靴を履いたままの生活が根強く残っていると思いました。また、食生活の面で最も驚いたことは、ソーセージと言われて下のハンバーグのような食べ物が出されたことです。日本では腸詰めされたソーセージが一般的ですが、アメリカでは腸詰めされていないソーセージもあるようです。
・ノースアトランタ高校での体験
ノースアトランタ高校では公立高校にも関わらず、自分の学びたい分野を選択制で選べることがとても魅力だと思いました。また、科目別に成績が出るため、自分の成績にあったクラスで授業を受けることができ、1人1人を集団としてではなく個として尊重するアメリカらしい考え方が反映せれた仕組みとなっていました。
左下の写真は、国語の時間にとったもので、それぞれが自分専用のパソコンを活用して授業を受けていました。課題の提出などもインターネットを通して行っており、ICT教育がとても進んでいると思いました。
加えて、下の写真から分かるように様々な人種の人が同じクラスで熱心に授業を受けていました。日本では、アメリカでの黒人やアジア系の人に対する偏見や差別に関する報道を耳にしていましたが、実際に現地で感じたことは、色々なバックグラウンドを持つ人々がお互いにそれぞれの個性を尊重しながら、楽しく生き生きと学校生活を送っており、多様性を大切にする意識が根付いていることを肌で感じることができ、自分の成長にもつながりました。
４ 最後に
今回のアトランタ派遣事業を開催するにあたって、協力して下さったコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社様、デルタ航空会社様、株式会社大韓航空様、本当にありがとうございました。
