福岡市では、在ミャンマー日本国大使館が主催する「日本文学翻訳コンテスト」の優秀者を福岡市へ招待しております。市民の方との交流や日本文化体験、ホームステイ体験などを通し、福岡市の魅力や文化の相互理解、友好親善を図ることを目的としております。
今回、令和6年11月に受け入れた方から感想文が届きましたので皆さまにお届けいたします。
この感想文を三つのテーマに分けて提出させていただきたいと思います。
一つ目は福岡市の美しさと市民のやさしさです。
東京羽田空港に到着した気分と福岡国際空港に到着した気分は全然違って飛行機を降りた時福岡に初めて見たのは山でした。だから、初めての印象として山に囲まれて緑が多いこの町が好きという気持ちになりました。そして、オープントップバスに乗った時にも海を見たので、福岡市は山も海もあって自然に恵まれた美しい町です。また、市民のやさしさにも驚きました。ホームステイのお母さんと二人の娘さんたちと一緒にエレベーターに乗った時、となりの女性は“ええ…子供たちは可愛くて長い髪もきれいですね”と挨拶したりとか、オープントップバスに乗った時、歩行者の皆様は私たち乗客に手を振りながら笑顔で挨拶したりとか、ホームステイ先の近所であるおばあさんとお兄さんから美味しい料理とプレゼントを頂いたり、教会で出会った皆様がやさしく歓迎してくださるなど、福岡市民の親切さとやさしさを代表していると思います。福岡市にはそのようなミャンマーコミュニティもあるし、空港やデパートなどにも外国人が数多く働いているのを見て将来留学と就職のため福岡市を選びたいという気持ちになりました。
二つ目のテーマは子供教育です。
福岡滞在中は保育園、幼稚園と小学校を見学することが出来て良かったです。赤ちゃんも一人の人間だから家族の背景とかに関係なく、差別なく大切に育てているという保育園の先生の言葉に感動しました。だから、日本は生まれた時からお互いの人間関係とお互いの尊敬を大事にしているのがわかりました。そして、小学校に行って日本の教育制度を見学することもできました。
三つ目はホームステイ体験です。
ホームステイの時に日本人の日常生活と日本.ミャンマーとの文化の違いなどを目の前に学ぶことが出来て色々勉強になりました。日本の家族は性別にかかわらずお父さんもお母さんも一緒に料理、子育てと掃除をしていることに気がつきました。一人でホームステイするのは初めてです。最初は、コミュニケーションが取れるかどうか心配しましたが、家族皆様は親切でいい人達ですから本当に楽しくていい思い出ばかりでした。
最後としてはお礼です。
二回目の日本ですが、初めての福岡旅行、初めての一人旅行ですから色々心配したことが少なくなかったです。でも、皆様のおかげで忘れられないいい体験でした。皆様は優しいし、勉強になったことも多いし、食べ物も美味しいし、プレゼントもたくさんもらったし、将来の留学の道も見つけたし、困ることなんて一つもない素晴らしい福岡旅行でした。